五十肩は必ず治る!

五十肩は、50歳前後になると急に肩が痛くなったり、腕が上げられなくなる、などの症状があらわれます。
中には、痛みが激しくて夜眠ることができない方もいるほど。
(40歳前後の場合は「四十肩」と呼ばれますが、症状は同じものです。)
五十肩の症状が出てしまうと、自分一人では服を着ることもできず、お風呂で背中を
洗うこともできないなど、肩の痛みだけではなく、日常生活にまで支障が出てしまいます。
しかし、五十肩は早めの治療を行えば、必ず治る症状ですので、心配はありません。
五十肩の治療法には、体操や薬など様々な方法があります。
このサイトでは、五十肩を治療するための様々な体操法や検査方法、治療法を
解説しているのでぜひ参考にしてください。
もし、激しい痛みがある場合でも、最終的には手術で治す方法があります。
なかなか治らない場合は、病院の整形外科に行くようにしましょう。
五十肩とは

五十肩とは、50歳前後に突然肩が痛くなる症状です。
しかし、肩が痛いからといって、全てが五十肩という病気になる訳ではありません。
五十肩は、肩の関節の周りの炎症が原因で起こるもの。
肩こりと混同してしまう人が多いようですが、肩こりは首の付け根の筋肉疲労が原因で起こる疾患なので、この二つは全く別のものなのです。
また、五十肩には以下のような特徴があります。
■原因が思い浮かばない
重いものを持ったとか、肩をぶつけた、などの特別な原因がなくても発症します。
■50代に起こる
50歳前後に発症することが多いので、五十肩という病名が付けられています。
50代よりも若い世代やそれ以上の世代には、この症状はまず起きません。
発症する人の割合は、2〜5パーセントという統計が出ています。
■片方の肩から腕が痛む
五十肩は肩だけが痛むのではなく、肩から腕にかけて痛むのが特徴です。
どちらか片方の肩が痛み、両方同時に起こることはほとんどありません。
■腕を自由に動かせない
腕を上げたり、腕をひねるなど、自由に動かすことができなくなります。
痛みを我慢すれば動かすことができる場合は、五十肩ではありません。
■知らないうちに治る
五十肩は特に治療をしなくても、6ヶ月〜1年ほど経過すれば、自然に治ってしまいます。
しかし、痛みが取れるだけなので、肩は思うように動かすことができません。
適切な治療をしておかないと、後遺症(運動障害)が残ってしまいます。
五十肩の症状

五十肩の症状の特徴は、肩から腕にかけてが痛むことと、腕が自由に動かせないことの二つが挙げられます。
それ以外に、肩が熱を持って腫れてしまう場合もあります。
症状はある日突然発症することもありますし、少しずつ痛みが増してくる場合もあります。
また、五十肩の特徴として、自然に痛みが治まることが挙げられます。
しかし、肩の動きは以前よりも制限されて悪くなってしまいます。
五十肩の原因

五十肩の原因は、ぎっくり腰と同じで重いものを持ち上げようとした時や、テニスやゴルフなど腕をよく使うスポーツをしているときに発症することが多い、という統計が出ています。
腕を上げ続ける作業をした後に発症することも多いようです。
しかし、本当の原因は現代医学でもまだ解明されていません。
肩は腕を前後左右に動かしたり、回転させるために、関節の中ではとても複雑な仕組みになっています。
関節の骨と筋肉は、「腱板」と呼ばれるコラーゲン繊維で繋がっていて、この「腱板」が五十肩の発症の原因になっていると考えられています。
腱板について
腱板は、コラーゲン繊維でできているので、年齢を重ねるごとに脆くなり、一度傷が付いて
しまうと治りにくい、という性質があります。
そのため、50歳前後に炎症が起こることが多くなり、五十肩の原因になってしまいます。
また、腱板の棘上筋という部分は、腕を動かすたびに肩の筋肉にぶつかっているので、
これが長年繰り返されると炎症を起こしてしまいます。